カテゴリ:陶芸( 40 )

殿様拝領の・・・

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文政っていうから・・天保のちょっと前・・やがてペリーの黒船来航のころだ
後にこの金糸の打ちかけを着ることになる
ひとりの若い女性がお城にあがった・・
浜松城・・老中井上河内守の許である
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四十歳で若年寄 四十六歳で年寄りとなり・・五十四歳でお城下がりとなったらしい
家名とともに拝領したのがこの急須だったようだ
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これを初めて見たとき・・・酒注かと思った
形が変わっていたからだ
でも 茶漉しの穴があるからやっぱり急須だとわかった
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このお婆さん・・どうやら私のご先祖である
浜松藩主でもある幕府老中 井上河内守のお側用人
殿様の奥向きを仕切ったのだろう
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下世話にも何やら艶っぽさなど想像したりもするが
養子をとって名字帯刀を許されたところをみると
殿さまの信頼厚かったに違いない
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晩年に身につけたと伝わる打ちかけの端切れと共に
我が家に伝わるこの急須
六代を経て・・まさかの陶芸家の手許に残った・・ことになる

実に手のこんだ急須である
薄手の磁器に藍の染つけ
玉露煎茶に似つかわしい急須のようだ
よくも壊れずに残ってきたものである
by kamadatetsuya1017 | 2006-07-04 22:41 | 陶芸

物原

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また・・雨
雑草が生い茂った工房の庭
もうここは庭ではない
物原・・なのだ
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打ち壊した器の墓場・・
それが物原(ものばら)
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しくじったとはいえ
焼いてしまえば
もう土に戻ることもできない
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朽ちた花茎の小さな雫
日暮れて遠く・・物原に
陶工の汗・・陶工の涙・・・
by kamadatetsuya1017 | 2006-05-28 00:55 | 陶芸

無事生還・・しました

お騒がせしましたが
どうやら無事に生還できました

朝は・・
昨日までの新幹線が
いきなりD51になっちゃって
気息奄々・・やがてフリーズなのでした

行くも戻るもままならず
ついにはセーフ・モードで
やっとこさメッセージを入れて
パドックに入れることにしたのです

ところが
アプリケーションのソフトのひとつが
妙なエラーメッセージを出してたのを思い出しました
頻度の低いソフトでしたから
こいつに退場してもらうことにして
削除したら・・・
あはは・・新幹線に戻ってました
但し これが原因なのかどうか
はっきりはしてないのですけどね・・

こう書くと・・あっさりのようですが
何せ電脳音痴の私ゆえ
ここまでくるのに・・エッチラコッチラ
それこそD51です

今となると走った道さえうろ覚え
でも・・まっいいか
とりあえず無事なのですから・・苦笑

お騒がせしました・・
コメント応援・・ありがとうございます
by kamadatetsuya1017 | 2006-05-08 19:01 | 陶芸

案外大丈夫かも・・?

色々やってみたら・・・
もしかしたら大したことないかも・・笑
HDに異常はないらしく 
そうなりゃウィンの初期化必須かと思ったけど
それも・・事なきを得たかも・・かも・・苦笑

だから・・お騒がせしました!!
で済んでくれりゃ・・いいな
by kamadatetsuya1017 | 2006-05-08 12:12 | 陶芸

パソコンがダウンです・・トホホ

今朝(8日)・・パソコンがダウンしてしまいました
かろうじてセーフ・モードからこのメッセージを入れてます
修復まで数日かかるかもしれませんが・・
お訪ねいただいておきながら 
レス・コメントが遅れてしまいますことを
お許しください・・ペコッ!
by kamadatetsuya1017 | 2006-05-08 11:10 | 陶芸

珈琲椀

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日に数杯の珈琲は欠かせない
とりわけ朝食の後の一杯は・・・

かねてカップは磁器に限ると思っていたが
陶芸に手を染めて・・陶器も悪くない・・
自分で作れば・・なおのことだ
素朴な温みが陶器の持ち味だろう

この珈琲椀・・自作だが
ちょっとひねってみた
取っ手のバーを
人差し指と中指の間で深くはさみ
包むように持てば
カップをすべり落とすことがない

指に力を失った老人には好都合
熱い珈琲をこぼさずに済む

介護食器・・・
考えてみるべき課題のようだ
by kamadatetsuya1017 | 2006-05-04 00:22 | 陶芸

My cock-pit

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一度轆轤を回し始めたら
滅多に席を立たない
だから
座ったまま何でも手が届く
リズムを壊したくないからだ
畳半畳ほどの轆轤周り・・
ここが私のcock-pitである
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少し気合を入れて
本気で仕事するとき・・
最初にやることは
轆轤周りの掃除
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すっきりした轆轤にすると
何故か自然にやる気が起こってくる
使いそうな道具を選び
それもまたきれいにして
「やるぞぉ~~!」というわけだ

その結果は・・more・・で

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by kamadatetsuya1017 | 2006-04-13 00:27 | 陶芸

袱紗・・・江戸小紋

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大分前に私が焼いた茶碗・・萩の土を使っている
若草色に染めた江戸小紋の袱紗の上に置いてみた
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今 ライフワークのように取り組んでいる「糸抜き波状紋大皿」
このモチーフの発端になったのが江戸小紋だった
一寸四方に百を越える極細の紋様を打ち抜いて染めた江戸小紋
遠目には無地だが・・近くに寄れば紋様が・・
これが大好きな江戸の粋である
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この伝統芸を今に継いで
人間国宝になった職人さんが小宮康孝さんである
親友を介して頂戴したこの袱紗は
私の仕事の大事な資料でもある・・・
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これを手にするたびに
丹精込めて・・・仕事の原点に帰る思いがする

チョットだけ続きは・・more・・で

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by kamadatetsuya1017 | 2006-03-23 23:39 | 陶芸

織部茶碗

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窯詰めをしていたら 僅かな隙間ができて
思いつきのようにこの茶碗に釉を掛けて入れました
信楽の荒目の白土を手捻りで成形し
黄瀬戸という黄釉の上に
緑に発色する織部釉を掛けて焼いた茶碗です
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黄瀬戸 織部は
桃山時代から伝わる伝統的なやきもののひとつ
だから伝来物の中にとても優れた作品があって
それを越えた作品を作ることは至難の業です
でも 多分陶芸家は一度はこれを焼いたことがあるでしょう
それくらい魅力的なやきものでもあります
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気に入った黄瀬戸釉を使い切ってしまい
改めて作ったら前のものとは大分様子が違います
灰の混ぜ方次第で様々に変化してしまうからです
レシピを調整して また研究しなければ・・なのです

会食の予定で東京にでかけ
約束の時刻まで少しフォト散歩をしたのですが
整理が大変・・・
そういうわけで
困ったときのmy work・・でした
by kamadatetsuya1017 | 2006-02-11 01:16 | 陶芸

my works

過日 あるサイトがネット上で作品展をしてくださった折りに撮ったもの
器をきれいに撮影したいという願望は 
その時からより強く意識するようになりました

これはデジコンで撮ったもの
やがて・・もっと個性的に・・・
そう願って新しいデジイチに乗り換えたのが
去年の暮れでした
今のレンズに慣れたら マクロがほしいな・・・
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「糸抜き波状紋大皿」・・・これがライフワークで取り組んでいる作品
50センチを越える大皿ですが 全体を撮るとモアレが起き易く苦労しています
正確に表現できる写真・・私にとって大きな目標なのです
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「ぐい呑み」・・・工房の近くには梨園が沢山あります
その灰をいただいて釉薬に調合したもの・・食器作りのベーシックなシリーズにしようと・・
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「白釉壷」・・・花を殺さず・・花器には大事な役割
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「黒泥花入れ」・・・白化粧を打って・・
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「輪花鉢」・・・微妙な色合いが好きです
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「茶碗」・・・ちょっと海鼠のような釉調の筒茶碗
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「耳付花入れ」・・・松灰の深い緑が散って
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「煮物鉢」・・・灰釉を併せ掛けした鉢 
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「天目鉢」・・・難しい黒をどう表現してゆくか これもライフワークのひとつです
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「彫紋大皿」・・・矢羽根紋を彫って灰釉で焼いた大皿
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「粉引き銅鑼鉢」・・・柄杓掛けの白化粧が窯変して土の鉄分を紅く引いてきます

このところ 本焼きに追われて 外出がままになりません
そういうわけで 誌上個展になってしまいました・・ご覧いただいてありがとうございます
by kamadatetsuya1017 | 2006-02-04 23:21 | 陶芸