石井画伯の贈りもの

臨時ニュース
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昨日(8/21) 
朝日新聞の地方版で各県の『第54回 日本伝統工芸展』の入選発表がありました 
とうとうやりました!!・・入選しました(笑)

春の『伝統工芸新作展』に続き 本選にも通れたわけです
激痛の入院の褒美だとしたら・・こんな嬉しいことはありません
陰日なたに応援してくださった方々に・・こころから感謝です

少し詳しくは・・桃青窯696

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少し体調が戻ったら・・この絵を・・
富士山麓のセカンドに運ぼうと思っていた

スペインのフェレイローラ村に庵を編む
石井画伯の作品である
彼のことは・・
このブログのカテゴリー『人』で何度も書いた

南総館山のもうひとつのアトリエを訪ねたのは・・5月
それから幾ばくもなく・・入院する羽目になって
その日は・・今日まで延びてしまった
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そんなわけで・・
去年の10月以来のセカンド・・
窓も扉も全て開け放って
よどんだ空気を入れ替えた
猛暑の夏だが・・ここには自然の冷気がある
だから・・エアコンはまだなくて済みそうだ

お気に入りのソファーの背面が・・
この家のギャラリーとしては特別席にしてある
最初からピクチャー・ランプを据えつけておいたのも
それらしき待遇のため・・とも
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今までは・・傲慢にもここには私の絵を置いていた
こんな具合にである
何点か・・個展で購入した絵もあるのに・・

でも・・石井画伯の作品だから
ためらうことなく・・席を譲ることにした
半世紀もの遥か昔
お互いに・・青雲の志を抱いて
同じ校門をあとにしたが

めぐりめぐって・・
一枚の大皿が彼のアトリエに飾られ
一枚の絵が・・ここにあるとなれば
どう遇するかは・・とても大事なことだ
それこそ・・友情そのものだから

置いてみたら・さすがである・
私の絵よりはるかに収まりがいい
まるでこの壁を計算したみたいではないか
スペインの底抜けに明るい光りが・・風に揺れる

そろそろ・・彼もまた日本に戻る頃合のはずだが
ここに招いて馳走できるほどに
かまだ食堂のメニューを勉強しておかねば・・である
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どうせならと・・昨晩遅く独り車を走らせ
明け方には本栖湖に着いて・・夜明けを待った

夏の富士は・・スッピンで目覚める
晩秋からのあの冠雪の装いに比べれば
いささかフォトジェニックに欠けるが
独峰のシルエットは・・孤高の美とでも・・
by kamadatetsuya1017 | 2007-08-21 00:09 |
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