フェレイローラ村の画伯

                                      紙面写真は「ソトコト」5月号から
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この春最後の個展は・・                                  
5月の上旬・・広島で終わるらしい
終れば・・またスペインに戻るのだが
その間に・・
南総にある彼のもうひとつのアトリエを訪ねる約束をした
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「ソトコト」って月刊誌に・・
絵じゃなくてさ・・スローフードがテーマで
取材があったんだぁ・・
ついでに読んでみて・・!

中学高校時代を一緒に育った同級生の石井崇画伯
彼のメールにそうあったから
買って読んだ
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彼は・・東京藝術大学卒業のアーティスト
今流に言えば・・セレブな画家
でも・・
彼が出たのは絵画科ではなくて工芸科
だから・・今でも陶芸窯ももっている
卒後しばらくは広告代理店勤務もしたが
彼が本当にやりたかったのは
スペインを描くことだったようだ

自伝を読むと面白い
スペインに渡ったものの・・絵で食えるまで
テキヤもどきをして・・かの地を放浪した
セレブっぽさがないのが魅力的だ
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今では・・シェラネバダ山麓に
素敵なアトリエとゲストハウスをもっている
アーティストとしての出自もさることながら
今手にしているライフスタイルにこそ
洗練された人間の魅力が溢れている
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描いては・・飲み
飲んでは・・食う
彼の持論である「情景画」には
ひとの営みがなければならない
食は・・まさに営み
彼にとっては欠かせない画材なのだろう
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飛行機嫌いの私には
スペインまでの長時間飛行は嬉しくない
だから1970年を最後に
ヨーロッパまで飛んだことはない

彼のゲストハウスを訪ねてみたい思いも
だからもうひとつ前向きになれないのだ
南総のアトリエで・・これならドライブで行けるから・・



番外編たかし56・・more(72/569)




『風景画という言葉がある
自然や街並みを描いた絵をいうのだが
どうもこの言葉に違和感がある
非日常的な世界だからこそ美化して描かれた
といった意味合いがあるからだ
風景画といった考え方も言葉も好きになれない

描くとは
そこに住む人々の生活をとおして
人間の物語を伝えることとしてとらえたい
大事なことは
人々の生活感をどのように理解するかにかかる
いってみれば 情景画なのだ
けっして風景ではない
情景には心の熱源になる素がたくさんつまっている
この熱源で胸をいっぱいにすると
ソロソロと自分色の幸福の姿さえも現れてきそうだ
そんな世界を描いた絵を情景画と呼びたい
そして
この熱源作りが・・私の仕事である』 石井崇56


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スペインの情景を描くには
独自の画法が必要だったらしい
だから
水彩のように見えて・・これで油彩
底抜けに明るくて・・温かな
そんなスペインが溢れている
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石井崇個展
4/18~4/24  さいか屋横須賀店 4/22 13:00 トークショー
5/3~5/9    天満屋広島アルパーク

お近くで時間がおありでしたら・・
のぞいてみてください・・
クラスメイトの陶芸家がそう奨めたとおっしゃれば・・・
女性ならば・・もしかしたら・・笑
by kamadatetsuya1017 | 2007-04-08 20:47 |
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